受賞者インタビュー グェン ティ ラン アインさん

流通科学大学を志望したきっかけは?

ベトナム ハノイ出身です。
日本語は日本に来て2年間大阪にある日本語学校に通い、その学校での進路説明会で流通科学大学を知りました。私自身が興味があった勉学とマッチングし、第一希望で流通科学大学に入学しました。日本語学校に通っているベトナム人はベトナムの事を知っている人が多くいる環境は安心します。

実際に入学してどうでしたか?

大学での4年間は本当に楽しかったです。高校の時と違い興味がある科目が選べ、先生方も優しく質問には何でも答えてくれました。また、以前から大学でのイベントに興味があり、サークル活動に参加して日本人学生や職員の方とも仲良くなりました。RYUKA留学生クラブのイベントでは中心となり企画を出しました。その他にも、女子ラグビー部のマネージャーとバドミントン部にも所属しました。

イベントでの出来事を詳しく教えて下さい。

「B1グランプリ」ではストローアートを子どもたちにプレゼント。クリスマスイベントでは子どもたちとカードを作ってツリーに飾ったり、卒業生が集うホームカミングデーではベトナムダンスの披露やベトナム料理の提供など沢山の方々に喜んでいただきとても嬉しかったです。
国際交流バスツアーでは、ヨーデルの森や生野銀山に行ったことも良い思い出です。留学生支援課の職員さんにはいろいろと相談に乗っていただきサポートいただきました。後輩の皆さんとはネアカ塾などでベトナムのふるさと紹介をしました。イベントを通じ沢山の方々と話したことがとても良い経験でした。

卒業後はどうされますか?

4年生の時はコロナの影響もあってイベント活動が出来なかったことがとても残念です。
新入生の後輩たちにもイベントを体験させてあげられることができなかったことも残念でした。ホームカミングデーで一緒に踊った仲間とはコロナの影響で活動できていませんが、機会があれば落ち着いた時にベトナムダンスを披露できればと思います。ホームカミングデーで着た衣装はベトナムから取り寄せました。衣装は大学にあるので後輩たちもぜひ使って欲しいと思います。
この4月からは、日本でアルバイトをしていた老人ホームで、今までの経験を活かし就職するために日本に残り働きます。

これから流通科学大学へ入学してくる人へのメッセージ

大学では勉強だけではなく、イベントに参加して欲しいです。多くのコミュニケーションを図る機会になりますし、人脈を広げるきっかけにもなります。社会人になるための人間関係を学ぶのにとてもいい場です。私は授業ではなかなかしゃべれませんでしたが、イベントでは学生だけでなく子どもから老人まで対応するので、人間としての幅が広がります。
この4年間では日本語も自信がつきました。最初はあがり症で緊張して知らない人としゃべるのが苦手でしたが、大学では分からないことは聞かないと分かりません。他の人にいろいろと勉強のことも聞いたり、イベントに参加することでどんどんしゃべれるようになりました。スピーチコンテストにも出ました。(笑)今では普通に日本語がしゃべれるようになりました。
顔見知りでないベトナム人からも流通科学大学に興味を持っている方から相談なども来ます。そんな時は、外国人に対して本当に親切丁寧に対応してくれる大学だと伝えています。
例えば、「お節料理のイベントなど日本語文化を体験できることができます。積極的な方にはおススメです。」などと伝えてます。
また機会があれば大学や同窓会有朋会にも協力したいと思います。