新入生へのメッセージ 黒田樹さん

学生時代にいろいろなチャレンジを!

お名前:黒田樹(くろだたつき)さん 
卒業年:2018年3月卒業(商学部)
勤務先:株式会社ドウシシャ

社会に出る準備、自分磨きの4年間

今、振り返ると「大学時代に一番力を入れたのは野球だった」と言えるのですが、入学当初はクラブに入るかどうかも未定でした。ただ漠然と「何かやりたいことを見つけて、学生時代に頑張ったと言えるものを一つは作ろう」とか、「大学は社会に出る前の準備期間といえるので、ベストな状態で社会に出られるように、自分磨きの4年間にしよう」ということは考えていました。

自主性重視の環境に身を置く

画像(1)まずはやってみようという気持ちで軟式野球部に入部しましたが、そこで出会ったのが、高校野球とは違う「自主性重視の野球」でした。学生自身で目標を立て、練習メニューも自分たちで考えます。監督から常々、問いかけられるのは「今のプレーにどういう意味があるか」ということ。一つ一つのプレーの意味を考えて共有していくことで、試合中の判断力を高めていくという野球です。まさにここなら「自分が成長できる」「自分で考えて、やりたいことが実現できる」と感じられる環境でした。

基本的なことをきちんと実行

自分がキャプテンになったとき、「遅刻厳禁」「道具を大切にする」といった基本的なルールを徹底しました。1年のときに出場した試合で、技術面では互角の相手にチームの些細なミスで敗れた経験から、「強いチームになるには心理面や生活面など、野球以外のところを見直す必要がある」と感じていたからです。「遅刻すると練習に参加できない」など厳しく実践しましたが、言葉だけでは誰もついてこないので、自分が誰よりも早くグラウンドに行くなど率先して行動しました。そして、ミーティングなどで何度も粘り強く自分の意思が伝えたり、より多くのコミュニケーションを心がけたりして、一丸となるチーム作りをしました。

自分たちが掲げた目標は「全国大会出場」です。春は全国大会、秋は西日本大会へ進む2つのリーグ戦があるのですが、その両方で結果を出す常勝チームとなり、さらに「全国で優勝」することを目標にしていました。大舞台に立つと対戦相手から学ぶことも多く、見える世界も変わり、次の目標が明確になります。全国優勝は果たせませんでしたが、その目標は今も後輩たちに引き継がれています。現在に至るまで4年連続して両リーグ制覇が成し遂げられており、誇らしく思っています。

やりたいと思ったことはすぐ行動

画像(2)高校時代には「継続」の大切さをよく言われました。そして就職すると「辞める」という選択はより重みを増すはずです。その間にある学生時代は、いろいろな可能性を試す時期だと思います。流通科学大学はチャレンジを応援してくれる大学です。「やりたいと思ったことはすぐ行動してやってみる」「違っていたらやり直す」というスタンスで、いろいろなことにチャレンジしてみてください。また、自己管理により時間やスケジュールを上手に使うことでも、いろいろなことが両立できると思います。その中で、「これを頑張りたい」「学生時代にこれを頑張った」と言えるものを見つけてほしいと思います。